GenEP部門

全学的教育プログラム策定プロジェクト(GenEP)のプログラム提言

新学期を迎えて、どんな授業を取ろうか履修計画をたてながら心躍らせていることでしょう。ここではみなさんの授業選びの参考に、2007年度から一橋大学で始まるジェンダー教育プログラムのカリキュラムをご紹介します。

GenEPとは?:(Gender Education Programの略)

一橋大学では、2005年度より、全学的なジェンダー教育の推進、ジェンダー研究の活性化を目指した活動に取り組んできました。2007年度にはその推進母体として社会学研究科内にジェンダー社会科学研究センターを開設し、毎年およそ55科目、4200名の学生・院生のみなさんにジェンダー、セクシュアリティに関するさまざまな授業を提供してきました。このような全学的プログラムはとてもユニークなものであり、多種多様な分野にまたがってこれほど多くのジェンダー関連科目を提供できる大学は一橋大学のほかにはありません。将来さまざまな分野で活躍するであろうみなさんが、全学共通教育から各学部・大学院科目にまでいたるこのジェンダー教育プログラムに積極的に参加されることを期待しています。

*2016年度 ジェンダー教育プログラム

本年は、学部基幹科目群を9科目、大学院基幹科目群を4科目、学部連携科目群として27科目、大学院連携科目群として7科目、合計47科目を提供します。学生・院生のみなさん、どうぞ、ふるって受講してください。

**「2016年度 GenEPリーフレット」はこちら。

<講義におけるジェンダー関連の問題を取り上げる目安>

★:講義全体をジェンダーの視点から構成する
◎:ジェンダーを講義の一つの柱とする
○:ジェンダーについて1,2回取り上げる
※は学部・大学院共修。

委細は各授業のオリエンテーションで確認してください。また履修登録の際には、学習計画ガイドブック(学部)/学生便覧講義要項(大学院)に従って下さい。

学部基幹科目群

ヒューマン・セクソロジー 【全学共通/夏-火2】水野哲夫

男女が互いに人権を尊重しつつ手を携えて生きる社会の実現について、性(Sexuality)の分野に引き寄せて考えます。青年期の性的教養としての性の生理、エイズ・性感染症などの性の病理を学び直すとともに、性の多様性、性の暴力など、「人権」としての性を追求します。

ジェンダーから世界を読む 【全学共通/冬-月4】越智博美/オムニバス講義

さまざまな時代、地域、言語文化を専門とする講師陣が、「ジェンダー」と いう視点を共有して、「世界」のありようを多角的に読み解くリレー講義で す。いろいろな言語文化のなかのジェンダーを読み解いていきます。『ジェ ンダー表象の政治学』(彩流社 2011年)を教科書とします。

ジェンダーと人権【全学共通/冬-月3】辻村みよ子・谷田川知恵

社会や法におけるジェンダー(性差)、セクシュアリティの意義や課題について、人権論の視点(「ジェンダー人権論」)からアプローチします。憲法や女性差別撤廃条約、男女共同参画社会基本法等を踏まえて、日本の男女共同参画(ジェンダー平等)の現状と課題を総点検し、人権論としてのジェンダー問題を、政治・雇用・家族・学術分野等の領域ごとに具体的に検討していきます。

ジェンダーと社会【社・基礎/夏-火3】佐藤文香

ジェンダー研究の基礎概念をおさえた上で、家族・労働・性愛・暴力などのテーマごとにジェンダー視角から社会へとアプローチする方法を学んでいきます。

家族社会学 【社・発展/夏-金2】木本喜美子

現代社会がかかえる問題をあきらかにするために、家族の歴史変動過程を重視し、その把握と解析方法をめぐって理論的立場を異にする見解に検討を加えていきます。ジェンダー・アプローチが焦点となります。

ジェンダーとセクシュアリティの心理学 【社・発展/冬-水2】柘植道子

ジェンダーとセクシュアリティにまつわる問題を心理学の視点からアプロ ーチします。セクシュアル・マイノリティ、ジェンダー・ステレオタイプ、 ジェンダー役割負担、性役割態度、性差、ジェンダーとメンタルヘルス、 心理学研究におけるジェンダーバイアスなどのトピックを扱います。

ジェンダー論 【社・発展*/冬-火3】佐藤文香

ケア・国家・軍隊・ポルノグラフィ・法など、ジェンダー関係の再編をめぐってフェミニズムの中に蓄積されてきたいくつかの争点を、理論的立場の相違として考察していきます。

クィア理論 【社・発展*/冬-火1】ソニヤ・デール

一般に性的マイノリティ一全体を包括する用語として使われる「クィア」とは、実はさほど明確な概念であるとは言えません。この授業では、「クィア」をめぐる理論が私たちの日常生活にどのように関わっているのかを検討し、「クィアであること」「クィアとして生きること」の意味を考えます。なお、この授業は英語で開講されるHPG科目です。

ジェンダー特論 【社・発展※/冬-金3】

現代日本社会が直面するさまざまな問題を、ジェンダー視点を基に、歴史的文脈の中で考察することによって、解決へ向けた処方箋を描き出します。



大学院基幹科目群

先端課題研究14 【通年-水3】 伊藤るり・佐藤文香

3年間にわたって教員と大学院生が共同研究する参加型プロジェクトの2年目です。女性学の先駆者や、社会科学の領域でジェンダーやセクシュアリティの視角をとりいれたパイオニア的研究者の業績に学びつつ、ライフヒストリーの聞き取を行います。

社会科学のなかのジェンダー 【夏-木2】貴堂嘉之・佐藤文香/オムニバス講義

既存の社会科学/人文科学のディシプリンとジェンダー研究とを融合させて、ジェンダー視点を組み入れた社会科学の可能性を切り拓くことを目的としたオムニバス形式の講義です。

社会学/地球市民とジェンダー 【夏-金3】木本喜美子

英語圏で高い評価を得ているジェンダーの社会学に関するテクストを輪読し、ジェンダー研究の基礎知識を確認するとともに、21世紀の社会学の課題について討議によって深めます。

社会学/平和とジェンダー 【冬-木4】佐藤文香

ジェンダー研究の洋書講読を通じて、平和に対するアプローチの独自性や課題について考察していきます。

学部連携科目群

〔全学共通科目〕
頻度 曜日・時限 講義名 担当者
夏ー水2 教養ゼミナール 前田眞理子
冬ー木3 フランス語圏地域文化論 森 千香子
夏ー火1 現代スポーツ論 坂 なつこ
〔各学部の科目〕
頻度 学部・区分 曜日・時限 講義名 担当者
経・導入 冬ー木2 経済思想入門 佐藤玲子
社・導入 夏ー木4 社会研究入門ゼミ 佐藤文香
社・導入 冬- 社会研究入門ゼミ 中村江里
社・導入 冬-月3 社会研究入門ゼミ 森村敏己
社・導入 冬-火2 社会研究入門ゼミ 貴堂嘉之
社・導入 冬-水2 社会研究入門ゼミ 上田 元
社・導入 冬ー水2 社会科学概論Ⅱ 田中拓道
社・導入 冬ー木2 社会科学概論Ⅱ 貴堂嘉之
社・導入 冬ー木2 社会研究入門ゼミ 加藤圭木
法・基礎 夏ー木4 グローバル・ネットワーク論 グレック・ドボルザーク
社・基礎 夏ー月3 スポーツ社会学の基礎 坂 なつこ
社・基礎 冬ー火1 アジア社会史総論 加藤圭木
社・基礎 冬ー火3 政治学 中北浩爾
社・基礎 冬ー水2 ことばと社会 五十嵐陽介
社・基礎 冬-水2 社会学理論 多田治
社・基礎 冬-金1 経済社会学 中田康彦
社・基礎 冬ー金3 アメリカ社会史総論 兼子歩
社・基礎 冬-金4 政治思想 田中拓道
社・発展 冬-火4 社会文化論原典購読 井川ちとせ
経・発展* 夏-月1 現代経済論Ⅰ 竹内 幹
経・発展* 夏-月4 比較経済システム論 後藤玲子
法・発展* 冬-水2 交渉文化論Ⅲ 前田眞理子
社・発展* 夏-月3/td> 比較政治 田中拓道
社・発展 夏-火3 比較教育学 太田美幸
社・発展* 夏-木1 社会開発論(開発と途上国社会) 上田 元
社・発展* 冬-水2 身体社会史 尾崎正峰

連携科目(大学院)

頻度 研究科 曜日・時限 講義名 担当者
夏-月3 グローバル化と教育 太田美幸
夏-月4 社会学/グローバル・メディア論 多田治
言社 夏-月5 欧米言語文化論(英語圏)Ⅲ 井上間従文
夏-火3 アメリカ研究 貴堂嘉之
夏-水2 トラウマと地球社会 宮地尚子
言社 夏-木2 欧米言語文化論(英語圏)Ⅶ(英語文学と「民衆」) 中井亜佐子
冬-火3 多文化社会の人間形成 太田美幸

 

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