GenEP部門

全学的教育プログラム策定プロジェクト(GenEP)のプログラム提言

新学期を迎えて、どんな授業を取ろうか履修計画をたてながら心躍らせていることでしょう。ここではみなさんの授業選びの参考に、2007年度から一橋大学で始まるジェンダー教育プログラムのカリキュラムをご紹介します。

GenEPとは?:(Gender Education Programの略)

一橋大学では、2005年度より、全学的なジェンダー教育の推進、ジェンダー研究の活性化を目指した活動に取り組んできました。2007年度にはその推進母体として社会学研究科内にジェンダー社会科学研究センターを開設し、毎年およそ55科目、4200名の学生・院生のみなさんにジェンダー、セクシュアリティに関するさまざまな授業を提供してきました。このような全学的プログラムはとてもユニークなものであり、多種多様な分野にまたがってこれほど多くのジェンダー関連科目を提供できる大学は一橋大学のほかにはありません。将来さまざまな分野で活躍するであろうみなさんが、全学共通教育から各学部・大学院科目にまでいたるこのジェンダー教育プログラムに積極的に参加されることを期待しています。

*2018年度 ジェンダー教育プログラム

**「2018年度 GenEPリーフレット」はこちら。

<講義におけるジェンダー関連の問題を取り上げる目安>

★:講義全体をジェンダーの視点から構成する
◎:ジェンダーを講義の一つの柱とする
○:ジェンダーについて1,2回取り上げる
※は学部・大学院共修。

委細は各授業のオリエンテーションで確認してください。また履修登録の際には、学習計画ガイドブック(学部)/学生便覧講義要項(大学院)に従って下さい。

学部基幹科目群

ヒューマン・セクソロジー 【全学共通/春夏-火2】水野哲夫

男女が互いに人権を尊重しつつ手を携えて生きる社会の実現について、性(Sexuality)の分野に引き寄せて考えます。青年期の性的教養としての性の生理、エイズ・性感染症などの性の病理を学び直すとともに、性の多様性、性の暴力など、「人権」としての性を追求します。

ジェンダーと人権【全学共通/秋冬-月3】辻村みよ子・谷田川知恵

社会や法におけるジェンダー(性差)、セクシュアリティの意義や課題について、人権論の視点(「ジェンダー人権論」)からアプローチします。憲法や女性差別撤廃条約、男女共同参画社会基本法等を踏まえて、日本の男女共同参画(ジェンダー平等)の現状と課題を総点検し、人権論としてのジェンダー問題を、政治・雇用・家族・学術分野等の領域ごとに具体的に検討していきます。

ジェンダーから世界を読む 【全学共通/秋冬-金4】井川ちとせ/オムニバス講義

さまざまな時代、地域、言語文化を専門とする講師陣が、「ジェンダー」という視点を共有して、「世界」のありようを多角的に読み解くリレー講義です。本年度は、『個人的なことと政治的なこと――ジェンダーとアイデンティティの力学』(彩流社、2017年)を教科書とし、「個人」と「政治」がどのように接続されうるのか、ジェンダーという視点から検討します。

ジェンダーと社会【社・基礎/春-火金3】佐藤文香

ジェンダー研究の基礎概念をおさえた上で、家族・労働・性愛・暴力などのテーマごとにジェンダー視角から社会へとアプローチする方法を学んでいきます。

ジェンダー論 【社・発展※/秋-火金3】佐藤文香

ケア・国家・軍隊・ポルノグラフィ・法など、ジェンダー関係の再編をめぐってフェミニズムの中に蓄積されてきたいくつかの争点を、理論的立場の相違として考察していきます。

労働とジェンダー/地球市民とジェンダー 【社・発展※/春夏-木4】村尾祐美子

どのように「働くこと」と関わっているか、関われているかによって、人々の生活機会や獲得する社会的資源の質や量は大きく左右されます。この科目では、ジェンダーの視点から労働に関わるさまざまな現象を読み解き、労働の場で生じているジェンダー不平等の問題を明らかにするとともに、その解決のための考え方や方法などについても論じます。

クィア理論 【社・発展※/秋-月木2】ソニヤ・デール

一般に性的マイノリティ一全体を包括する用語として使われる「クィア」とは、実はさほど明確な概念であるとは言えません。この授業では、「クィア」をめぐる理論が私たちの日常生活にどのように関わっているのかを検討し、「クィアであること」「クィアとして生きること」の意味を考えます。なお、この授業は英語で開講されるHPG科目です。

ジェンダーとセクシュアリティの心理学 【社・発展/秋冬-水2】柘植道子

ジェンダーとセクシュアリティにまつわる問題を心理学の視点からアプロ ーチします。セクシュアル・マイノリティ、ジェンダー・ステレオタイプ、 ジェンダー役割負担、性役割態度、性差、ジェンダーとメンタルヘルス、 心理学研究におけるジェンダーバイアスなどのトピックを扱います。


大学院基幹科目群

社会学/平和とジェンダー 【秋冬-火4】佐藤文香

フェミニスト国際関係論の洋書講読を通じて、平和に対するアプローチの独自性やその課題について議論していきます。

学部連携科目群

〔全学共通科目〕
頻度 区分 曜日・時限 講義名 担当者
発展※ 春夏ー月4 アジア共同体論/言語と社会A イ・ヨンスク
キャリア 春夏ー木4 キャリアマネジメント 西野和美
発展 春夏ー月3 フランス語圏地域文化論 森千香子
基礎 春夏ー木4 教育と経済 松塚ゆかり
教養ゼミナール 春夏ー火3 教養ゼミナールA 河野真太郎
発展 春夏ー木2 英語圏文学C 中井亜佐子
発展 春夏ー水2 英語圏文学D 早坂静
教養ゼミナール 春夏ー火2 教養ゼミナールA 尾崎正峰
基礎 春夏ー金2 人文学入門(哲学・思想) 中井・鵜飼・中山・小泉・三原
〔各学部の科目〕
頻度 学部・区分 曜日・時限 講義名 担当者
経・導入 春ー月木3 経済思想入門 後藤玲子
社・導入 秋冬ー月4 社会研究入門ゼミナール 森村敏己
社・導入 秋冬-火3 社会研究入門ゼミナール 太田美幸
社・導入 秋冬ー火2 社会研究入門ゼミナール 上田元
社・導入 秋冬ー水2 社会研究入門ゼミナール 加藤圭木
社・導入 夏-月木2 社会学概論 多田治
社・導入 秋-火金3 社会科学概論Ⅱ 西野史子
社・導入 冬-月木2 教育と社会 中田康彦
社・基礎 秋―月木2 社会学理論 多田治
社・基礎 夏―月木2 国際社会学ⅠA 森千香子
社・基礎 春―火金2 アジア社会史総論A 加藤圭木
社・基礎 秋ー月木3 人間環境論 林大樹
社・基礎 冬―火金2 雇用関係総論 西野文子
社・基礎 秋―火金3 ことばと社会 五十嵐陽介
社・基礎 春―火金2 教育の社会学B 中田康彦
社・基礎 夏―月木3 スポーツ社会学の基礎 尾崎・坂・坂上・鈴木
社・基礎 春―火金1 生活保障論 猪飼周平
社・基礎 秋―火金3 アメリカ社会史総論A 貴堂嘉之
社・基礎 秋冬―金2 社会史史料購読(アメリカ)B 貴堂嘉之
社・基礎 秋冬―火2 社会史史料購読(アジア)A 加藤圭木
社・基礎 秋―火金4 ヨーロッパ社会史総論A 秋山晋吾
社・基礎 秋―火金1 Topics in Global Studies IA 赤嶺淳
法・発展 秋冬―木3 ジェンダーと法 相澤美智子
経・発展※ 春―月木4 比較経済システム論 後藤玲子
経・発展※ 春―月木1 実験経済学 竹内幹
社・発展※ 春―火金3 比較政治 田中拓道
社・発展※ 春夏―火3 社会文化論原典購読C 洪郁如
社・発展※ 秋―月木3 比較・国際教育学 太田美幸
社・発展※ 春―火金3 哲学特論B 大河内泰樹
社・発展 冬―火金2 スポーツの歴史 坂上康博
社・発展 夏―火金3 スポーツ政策論 尾崎正峰
社・発展 夏―月木3 社会思想史A 森村敏己
社・発展※ 秋―月木2 社会福祉 白瀬由美香
社・発展※ 夏―月木2 ヨーロッパ社会史特論B 阪西紀子
社・発展※ 春夏―火2 アメリカ社会史特論Z 丸山雄生
社・発展※ 秋―火金1 アジア社会史特論B 佐藤仁史
教職 春夏―火5 教職の意義と教師の役割 山田哲也

連携科目(大学院)

頻度 研究科 曜日・時限 講義名 担当者
秋―月木3 グローバル化と教育/比較・国際教育学 太田美幸
春夏-月4 アメリカ研究 貴堂嘉之
春夏―水1 トラウマと地球社会 宮地尚子
春夏―火3 多文化社会の人間形成/教育の社会史 太田美幸
春夏―月4 社会学/グローバル化と移動社会 多田治
秋冬―月4 グローバル・メディア論 多田治
秋冬―金2 社会調査Ⅰ 小林多寿子
春夏―火2 文化生成研究 洪郁如
秋冬―火2 地球社会と生命 菊池美名子
言社 秋冬―火2 社会言語論B イ・ヨンスク
言社 秋冬―月2 英語圏文学A 中井亜佐子
言社 秋冬―月5 英語圏文化論B 井上間従文

秋冬―月4 Gender and International Relations
Debate on Current Issues B
前田眞理子

 

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