『ジェンダー研究を継承する』アーカイブ特設サイト
第1部 新しい学問の創出
Hiroko HARA
Teruko INOUE
Yoshiko KANAI
Chizuko UENO
Yumiko EHARA
Kimio ITO
Kimiko KIMOTO
Keiko KATSUKATA=INAFUKU
Yeonghae JUNG
第2部 歴史を拓く
Yoko MOROSAWA
yasuko ITO
Mikoyo KONOH
Yuko NISHIKAWA
Natsuki ARUGA
Miho OGINO
Harumi MIYAGI
Puja KIM
Hiroko SAKAMOTO
Masanao KANO
第3部 個に寄り添う
Chizuko IKEGAMI
Yukihiro MRASE
スペシャルコンテンツ(1)
スペシャルコンテンツ(2)

池上千寿子 Chizuko IKEGAMI

Profile

池上千寿子(いけがみ・ちずこ)は1946年、北海道生まれ。
 1965年に東京大学文科Ⅲ類へ入学、教養学部教養学科アメリカ分科へ進学。アメリカ女性史をテーマに卒業論文を執筆、’72年に『アメリカ女性解放史』(亜紀書房)として上梓した。’69年に卒業後、性とジェンダーをテーマに研究や社会活動を行い、’75年の国際婦人年第1回世界女性会議に参加。その後サンフランシスコに渡り、女性の性とからだに関する海外の優れた著作の翻訳を開始、訳出した書籍は30冊を超える。
 1982年からハワイ大学「性と社会太平洋研究所」にてミルトン・ダイアモンド教授に師事しセクソロジーを学ぶかたわら、エイズに関するNGO活動にも参加する。’91年に帰国後、’94年にエイズのケアと予防、研究・研修を活動の柱とするNGO「ぷれいす東京」を設立。同年横浜で開催されたアジア初の国際エイズ会議で組織委員会の中枢をにない、パリ・エイズサミット政府代表団に「ぷれいす東京」代表として参加した。これらの活動実績から、NGOはエイズ対策において行政や医療と相携えるパートナーと認識され、エイズ学会およびエイズ対策研究事業活動への道が開かれた。「ぷれいす東京」はNGOによる当事者(HIV陽性者)参加型の研究を推進、多くの研究手法を開発しその有効性を実証してきた。2006年にはNGO代表として初めて第20回日本エイズ学会会長を務め、’09年には同学会の学会賞を受賞。
 池上は一貫して、性の健康を促進するための講演活動や研究活動、教材開発にも携わり、2005年にはエイボン女性教育賞を受賞。’11年には性の健康国際会議(グラスゴー)で金賞を受賞した。さらに、’16年には性と人権についての長年の活動業績が評価され、社会貢献支援財団より社会貢献者表彰を受けた。著書、編書は多数あり、厚生労働省や東京都の各種委員を歴任、現在はNGO法人「ぷれいす東京」理事。

(執筆担当:大島岳・坂なつこ)

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(担当:大島岳・五十嵐舞・恵藤ちひろ)
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Movie




(映像編集:大島岳)

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