『ジェンダー研究を継承する』アーカイブ特設サイト
第1部 新しい学問の創出
Hiroko HARA
Teruko INOUE
Yoshiko KANAI
Chizuko UENO
Yumiko EHARA
Kimio ITO
Kimiko KIMOTO
Keiko KATSUKATA=INAFUKU
Yeonghae JUNG
第2部 歴史を拓く
Yoko MOROSAWA
yasuko ITO
Mikoyo KONOH
Yuko NISHIKAWA
Natsuki ARUGA
Miho OGINO
Harumi MIYAGI
Puja KIM
Hiroko SAKAMOTO
Masanao KANO
第3部 個に寄り添う
Chizuko IKEGAMI
Yukihiro MRASE
スペシャルコンテンツ(1)
スペシャルコンテンツ(2)

伊藤康子 Yasuko ITO

Profile

伊藤康子(いとう・やすこ)は1934年、「満州国」奉天市(現瀋陽市)生まれ。
 国民学校6年生で敗戦を迎え、家族と広島市郊外へ、さらに中学2年生だった1947年、父の就職に伴い東京へ転居した。’53年、東京大学文科Ⅱ類に入学。学生運動にも参加し、国史学科にて日本近世史を専攻。’57年に大学を卒業し、キンダーブックの編集者となる。結婚・出産後、体調を崩し退職。’63年、歴史科学協議会機関誌『歴史評論』編集部の有給職員となる。’66年、パートナーの転職に伴い退職し、名古屋市へ転居。同年より日本福祉大学、愛知県立大学等の非常勤講師として14年間教鞭を執る。’80年より中京女子大学(現至学館大学)助教授・教授を務め、2002年に定年退職。
 伊藤は1966年、名古屋女性史研究会に参加。’72年には愛知女性史研究会を設立し、愛知県の女性史研究を推進した。同会では『戦後愛知女性史年表』(1975年)、『あいち女性のあゆみ』全4集、『愛知近代女性史年表』(2010年)等を刊行。’77年には初の全国集会「女性史のつどい」の事務局を担当し、以後全国の地域女性史学習グループを結ぶ活動を続けた。’94年からは愛知県史編さん事業に参加し、現在に至る。
歴史学界においても女性史研究の確立に尽力した。1970〜’80年代の女性史ブームの中、『戦後日本女性史』(大月書店、1974年)、『日本の女性史』(学習の友社、1977年)、『新版 新日本の女性史』(同上、1998年)を執筆・出版した。’77年の女性史総合研究会設立にも携わり、『日本女性史』全5巻〈1/2/3/4/5〉(東京大学出版会、1982年)の刊行等も担った。また、愛知と全国を結んだ成果として、『闘う女性の20世紀』(吉川弘文館、1998年)、『草の根の女性解放運動史』(吉川弘文館、2005年)、『草の根の婦人参政権運動史』(吉川弘文館、2008年)がある。

(執筆担当:井上直子)

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(担当:井上直子・跡部千慧・浦田三紗子)
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(映像編集:井上直子)

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