『ジェンダー研究を継承する』アーカイブ特設サイト
第1部 新しい学問の創出
Hiroko HARA
Teruko INOUE
Yoshiko KANAI
Chizuko UENO
Yumiko EHARA
Kimio ITO
Kimiko KIMOTO
Keiko KATSUKATA=INAFUKU
Yeonghae JUNG
第2部 歴史を拓く
Yoko MOROSAWA
yasuko ITO
Mikoyo KONOH
Yuko NISHIKAWA
Natsuki ARUGA
Miho OGINO
Harumi MIYAGI
Puja KIM
Hiroko SAKAMOTO
Masanao KANO
第3部 個に寄り添う
Chizuko IKEGAMI
Yukihiro MRASE
スペシャルコンテンツ(1)
スペシャルコンテンツ(2)

伊藤公雄 Kimio ITO

Profile

伊藤公雄(いとう・きみお)は1951年、埼玉県生まれ。
 1976年に京都大学文学部哲学科社会学専攻を卒業、同大学大学院文学研究科修士課程へ進学。在学中は学生運動に参加し、’73年から’74年に京大で起こった「R子さん問題」では、リブとの関わりから学部自治会側の担当者となった。大学院時代、作田啓一が「小説の社会学」を構想した折には、アルベルト・モラヴィアの小説を題材にイタリア・ファシズムと男性性についての論文を執筆。’81年に同大学院博士課程を単位取得退学した後、イタリア・ファシズム下の文化とメディア研究のため、イタリア政府給費留学生としてミラノ大学政治学部へ留学。その後、京都大学助手、神戸市外国語大学専任講師・助教授、大阪大学助教授・教授などを経て、2005年より京都大学大学院文学研究科教授。’17年同職を定年退職。
 伊藤はこれまで、多様な学会組織の運営・研究活動を展開しており、日本スポーツ社会学会会長、日本ジェンダー学会会長、関西社会学会会長を歴任してきた。また京都大学内でのジェンダー平等を推進すべく、女性研究者支援センター推進室長や男女共同参画室副室長を務めた。さらに、内閣府男女共同参画会議専門調査会の委員をはじめ、滋賀県、京都府、大阪府において男女共同参画審議会会長等の役職を務めることを通じ、 国や地方自治体の行政にも広く携わってきた。
 業績は文化社会学、イタリア研究をはじめ多数かつ多岐にわたるが、男性学・男性(性)研究では『これからの男の自立』(日本評論社、1988年)、『〈男らしさ〉のゆくえ――男性文化の文化社会学』(新曜社、1993年)や、広く一般にも男性学を普及させた『男性学入門』(作品社、1996年)、また一般社団法人ホワイトリボンキャンペーン・ジャパンにてともに代表を務める多賀太・安藤哲也との共著『男性の非暴力宣言――ホワイトリボン・キャンペーン』(岩波書店、2015年)等が挙げられる。

(執筆担当:徳安慧一)

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(担当:関根里奈子・
川口遼・徳安慧一)
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(映像編集:徳安慧一)

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